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AWS on TouchDesigner

はじめに

冬になって、GPUで暖を取りたい人もいると思いますが、自分の手前のPCだけだとスペックが足りない、オンライン環境でもTD使いたい人がいると思います

24GBVRAMGPU とか CPU 8 コアのみとかだと、そりゃ足りないですよね

The Interactive & Immersive HQPaperspace使う方法もありますが、今回はAWSを使います

AWSでGPUインスタンスを立てて、TDを使う方法を紹介します

何が美味しいの?

とりあえず殴ろう

もうなんて言っても、とにかくお金で色々殴れるっていうところではないでしょうか

え?遅延?じゃあ、もっと近いリージョンに立てよう

え?スペックが足りない?PC足りない?ん?

とにかく、お金で解決できるのが一番美味しいです

構成を真面目に考える

例えば、UE on AWS から引用した構成図みたいなものも実はTDで作ることもできるそう

WebRTC Comp も出てきたし、Web Client Comp もあるし

単純なウェブサーバーとかだったら、AWSの無料枠でできるので、そういうのと連携して、TDのオンライン化で面白いことはできるのではないでしょうか

インストールする前のトラップ

Quotaがない場合は申請する必要があります (営業日1日ぐらい)

AWSのアカウントを作成して、やろうと思うと、デフォではGPUのインスタンスが作成できません いわゆるCrypto系なのか、悪いアクターからの排除ですかね

今回はG4DNというNvidiaのGPUが搭載されたインスタンスを使います

G4ANというAMDのGPUが搭載されたインスタンスもありますが、Nvidiaのドライバーが入っていないので、注意してください!!

申請画面では適切なリージョンを選択して、G4DNのためのインスタンスを選択をします

一覧はこちらです

Quota 申請

こちらでは onDemand と Spot の両方の Quota を申請しています

違いについては、割愛しますが、すごいざっくり言うと

Spot の方が安いですが、突然消える可能性がある onDemand は高い分、インスタンスは消えない

みたいな感じなので、実験的に両方申請した方がいいと思います

安く方法も年単位で契約したり、ベンダー通したりなど色々あると思うので、ここら辺は構成との工夫が必要です

選択をすると、インスタンスの数ではなく、vCPUの数でQuotaが決まります G4DNの場合は、最低でも4vCPUが必要なので、4vCPU以上のQuotaが必要になります

アカウントが他のサービス使ってない経験がない場合だと、1営業日ぐらいかかります

AWSのインスタンスを作成する

AMI を選択する

AMIについては、AWSのマーケットプレイスから、Nvidia のドライバーがすでに入っているものを選択してます

まずは、 Browse More AMIs を選択します

今回は Nvidia Gaming で検索をし、Nvidia Gaming Windows Server 2019 のAMIを選択します

キーペア

キーペアは、インスタンスにログインするためのものです

キーペアに名前をつけた後、.pemファイルをダウンロードします こちらはログインするために必要になるので、捨てないでください

セキュリティー設定

セキュリティー設定は、RDPというリモートデスクトップのためのポートを開ける必要があります

まずは、Network Settings Edit ボタンを選択します

RDPは、Windowsのリモートデスクトップのためのポートです、いわゆる純正のAnydesk / Parsec / Teamviewer / VLC 的なやつです

今は0.0.0.0に設定してますが、誰もがログインできる状態になっていて、セキュリティー的にはあまりよくないので、限定したIPにすることをおすすめします

Storage

ドライブの容量が意外と少ないので、デフォの30GBから少し足すことをおすすめします

リージョンが東京になっているので、リージョンが違うところで作業する場合は確認してください

接続する

インスタンスが作成されたら、接続をしてみましょう

インスタンスを選択して、Connect を選択します そうすると、こちらの画面が出てきて、RDP Client タブを選択します

こちらでRDPのためのファイルをダウンロードできます Parsec / Anydesk / VLC みたいにパスワードが必要になるのですが、AWSの場合は、キーペアを使ってログインします

Get Password を選択すると、キーペアを選択する画面が出てきます

このパスワードの発行がマシーンが起動してから、数分かかるので、しばらく待ちます なんかやたら長いなって思ったら、インスタンスを再起動するのも手です

そうしないと、こういう画面が出てきます

待ってる間、Microsoft Desktop Remote App Store から、からダウンロードします

Windowsの場合は、すでに入っていると思います?どうだろう

RDP で接続

.RDP ファイルをダウンロードして、数分待って、パスワードも入れてたら、ログインできます

ダウンロードしたら、rdp をドラッグして、Microsoft Remote Desktop にドロップします

ここで出てくるパスワードはキーペアで発行したパスワードです

そうすれば、もう完成!!!🥳🥳🥳 それでは良いTDライフを!

他のTips

Vsync

Vsync 忘れずに切りましょう!

Vsync がある場合のFPS

Vsync がない場合のFPS

Terraform

Terraform という IaaC (Infrastructure as a Code) というものがあります これを使うと、AWSのインスタンスをコードで管理することができます これで必要なプログラムを自動インストール設定したりすることができます

まだ全然未完成ですが、こちら で展開しています 一緒に開発してくれる仲間探してます

badjwareさんのゲームのためのterraform レポを参照しています